LexisNexis® ASONE  ワークフロー お客様導入事例

法改正で
「何が変わったか」ではなく
「何をすればいいのか」を
可視化できるコンプライアンス・ツール

ソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社 法務部 様

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ソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社は、決済代行会社としてクレジットカード決済やキャリア決済といったサービスを提供するほか、ソフトバンクユーザ向けにソフトバンクカードを発行しています。
一般的なビジネス法務のほか、割賦販売法や資金決済法など、業法分野の厳しい法規制に晒されている中[LexisNexis® ASONE  ワークフロー](以下「ワークフロー」)を利用して、どのようにコンプライアンス管理をされているのか、お話を伺いました。

【導入背景】
■法改正が自社のサービスにどのように影響するのかを早期に把握したい
■自社の業法まわりへの確実な対応が必須

【LexisNexis® ASONE  ワークフロー導入による解決】
■チェックリストに入力することで、法対応状況を瞬時に俯瞰することができるようになった
■自社に特化した重要な法分野のチェックリストも収録されており、効率的な対応確認ができるようになった

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コンプライアンス推進体制

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御社のリーガル体制についてお聞かせください。

法務部が、総合的なコンプライアンス推進、コーポレートリーガル、ビジネスリーガルの機能を持っています。法務部の中で、国内法務中心に担当する者と、国際法務中心に担当する者とに分かれており、それぞれコンプライアンス推進にも携わっています。

これまでコンプライアンス活動としては、何を行ってきたのですか?

新入社員に対して、基本的なコンプライアンスの考え方を座学で研修しています。また、毎年、ソフトバンクグループ企業全体がコンプライアンス推進に取り組む月間があります。1か月にわたってイントラネット上に各種コンテンツが展開されるとともに、ウェブテストは全役職員が合格するまでフォローします。全社を挙げてコンプライアンスを意識する重要な機会と捉えています。
また、「コンプライアンス意識の浸透度調査」を過去2年継続しています。アンケート項目は法務部が考案しますが、運用・集計は外部に委託し、完全に匿名でのウェブアンケートを実施しています。このウェブアンケートの結果によって、社内に浸透していない部分や今後取り組むべき課題が見えてきました。

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「法令が変わりました」では何をするべきか分からない

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そのような中で、ワークフローを導入いただいた経緯をお聞かせください。

従来から、法令モニタリングツールは使用していましたが、いろいろ試行錯誤しているところでした。「(法が)変わりました」という過去形ではなく、「これから、こう変わります」ということと「我々は〇〇をしなければいけません」を教えてほしいという社内のニーズが非常に高いのです。法務部がそのニーズに応えるためには、「法改正が施行されました」では遅すぎるため、法改正の情報を前もってつかむことと、法改正によって影響を受けるサービスや業務を各部門に知らせることについて検討してきました。

他の法令モニタリングツールとの違いは何だったのでしょうか?

他の法令モニタリングツールでは、法令の変更は分かるのですが、その法改正が自社のサービスのどの部分にどう影響するかを俯瞰できるような仕組みはありませんでした。それをずっと探しているところでワークフローとの出会いがありました。

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各サービスにおけるコンプライアンス達成度を瞬時に見渡せる

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ワークフローの利用で、何が改善されますか?

従来は、法令やガイドラインと社内規程や各種サービス規約の対応状況をエクセルに入力してチェックリストにして確認していたのですが、とても大変な手作業です。しかしワークフローは、法令がどうなっているのか、ガイドラインではどう記載されるのか、読み込んで解釈する手間が省け、既に対応すべき内容がチェックリストとして並んでいるので大変便利です。また、根拠となる条文も紐付けられているので、すぐに確認することができます。
ワークフローを利用してチェックすることにより、ダッシュボード機能※で、上記の対応状況を瞬時に俯瞰して見渡すことができます。
現在は法務部での利用が主ですが、業務を正確・適切に推進したいという意識は全社に共通しています。今後はワークフローの利用を、サービスを企画する部門や運用する部門に展開して、各工程においてとるべきアクション内容を伝えていきたいですね。

※ ダッシュボード機能とは
チェックリスト入力結果に基づいて、法的リスクを可視化したリスクマップや、トピックスごとの達成度比較グラフ、コンプライアンス達成度の前回比較などを自動集計で表示できます。

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自社に特化した重要な法分野の収録にも柔軟に対応

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ワークフローに期待することをお聞かせください。

当社において非常に重要な業法である「資金決済法」分野についても、2018年4月からチェックリストが収録されました。今後、この分野の法規制や行政省庁の基準・ガイドラインを個別にみる手間と時間が省けるので、とても助かります。
また、法改正対応だけでなく、社内規程やサービス規約を見直す際のチェックリストとしても、非常に効果的だと感じています。
法令遵守のPDCAを回すのにはとても大きな労力がかかります。ワークフローの利用によって、我々法務部員は判断を伴うような、より付加価値の高い業務遂行にシフトし、適法で安心・安全なサービスの提供ができるよう、当社ビジネスの発展に寄与していきたいと思っています。

制作/レクシスネクシス・ジャパン マーケティング部